023.ご縁に導かれて〜音楽とともに駆け抜けた2025年の記録〜

今回は、年内最後ということで、2025年を振り返る特別な回となりました。私にとってこの一年は、ここ数年の中でも特に目まぐるしく、そして忘れがたい時間だったと感じています。この番組が2月にスタートし、音楽と向き合う日々を言葉としてもお届けできるようになったこと自体が、まず大きな節目でした。

そして何より印象深いのは、年に一度を目安にしている大きなコンサートが、思いがけず三回も実現したことです。会場やアーティストの日程、さまざまな条件が奇跡のように重なり、気づけば一つ終わるたびに次の準備へと向かう一年でした。決して余裕があったわけではありませんが、その分、目の前のことに全力で取り組み、終わった後には大きな達成感と充実感が残りました。

コンサートは決して一人では成り立ちません。ホール、アーティスト、スタッフ、そして何より足を運んでくださるお客様との「ご縁」があって初めて形になります。今年はそのご縁が不思議なほど噛み合い、多くの方から「来てよかった」「心から楽しめた」という言葉をいただきました。その一つ一つが、次へ進むための大きな力になっています。

特に嬉しかったのは、中高生や若い世代の方々が少しずつ増え、アンケートにびっしりと感想を書いてくださる姿に出会えたことです。クラシックに初めて触れた方、何度も足を運んでくださる方、幅広い聴衆の皆さまにどう向き合うかは、今もなお試行錯誤の連続です。それでも酒蔵シリーズが第5回を迎え、ようやく自分なりの方向性が見えてきたように感じています。

今年の積み重ねが、来年へとつながる確かな手応えになっています。まだお伝えできない計画もありますが、新たな展開の兆しを胸に、また次の一年に向けて準備を進めていきたいと思います。2025年、この番組を通して、そしてコンサートの場で音楽を共有できたことに、心から感謝しています。どうぞ皆さま、良いお年をお迎えください。そして来年も、音楽とともに歩んでいけたら嬉しいです。

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022.音が導いてくれた異次元のひととき〜フランスで体験した至福のコンサート〜

今回は、私がこれまで訪れた数々のコンサートの中でも、特に深く心に刻まれているひとつの体験についてお話ししました。

フランスにある「フィルハーモニー・ド・パリ」で聴いた、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会。その夜に感じた衝撃や感動は、時間が経った今でも鮮明に思い出されます。

フィルハーモニー・ド・パリは、建築家ジャン・ヌーヴェルが手がけた、とても近代的で芸術性の高いホールです。外観の大胆さだけでなく、内装に描かれる美しい曲線のライン、そしてステージを囲むように配置された座席。伝統的なホールとはまったく異なる、「新しい音楽の場」のエネルギーがありました。

さらに私が誇らしい気持ちになったのは、音響設計が日本の“永田音響設計”によるものだったこと。ヨーロッパという音楽文化の中心地で、日本人の技術が世界最高峰の音を支えている。その事実に胸が熱くなりました。

その日は、ベルリン・フィルによるベートーヴェンの交響曲第1番と第3番。コンサートマスターは日本人の樫本大進さんで、気持ちがさらに高まりました。満席のホールに響く割れんばかりの拍手、絶妙なタイミングで湧き起こる「ブラボー」。演奏者と聴衆が一体となったような空気がホール全体を包み込み、音の波に身を委ねながら、私はまるで異次元の世界に連れて行かれるような感覚を味わいました。

音響の素晴らしさも相まって、ホールそのものが生きているかのように揺れ、響き、広がっていく。自分が音に包まれ、守られているような心地よさ。この感覚は、これまでのどのコンサートでも味わったことがなく、人生の中でも一、二を争うほどの感動でした。

そしてこの体験が、私が日本でコンサートを企画するときの大切な「引き出し」のひとつになっていることは間違いありません。現地で触れた空気、響き、そして観客の所作まで。その全てが私の中にポケットのようにしまわれて、日々の原動力になっています。

音楽は場所を超えて広がるものですが、その土地で聴くからこそ感じられる「特別な響き」も確かに存在します。もしみなさんが海外を訪れる機会があれば、現地で開かれているコンサートにぜひ足を運んでみてください。きっと忘れられない体験になると思います。

今回のフランスでの一夜は、私にとって音楽の尊さと、響きが持つ力を改めて教えてくれた特別な時間でした。これからも、こうした体験を自分の中に大切にしまいながら、皆さまへ素敵な音楽を届けていけたらと思います。

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